2023年度後期 京都コリア学コンソーシアム科目
「現代韓国論」
◆講義概要◆
「京都コリア学コンソーシアム」(2012年4月発足)では、2012年度より所属教員によるリレー講義を同志社大学で開催しています。同志社大学、立命館大学、佛教大学の教員のほか、摂南大学の教員をゲスト・スピーカーとして招き、8名の講師が各自の専門テーマについて講義を行います。
2023年度の主題は、現代韓国の政治・文化です。現代韓国に関しては「韓流」やK-popの流れが定着しています。しかし一般の関心が高まっている一方で、現代韓国の政治や経済、社会の動向について学問的かつ体系的な教育が提供される機会はあまり多くありません。本講義では、「韓流」やK-popにとどまらず、韓国の社会や文化についての入門的な内容を、各講師の最新の研究を踏まえてオリジナルな切り口から語っていきます。
なお、本講義は、「大学コンソーシアム京都」の単位互換科目としても開講されますので、加盟大学の学生、京カレッジ・科目等履修生・聴講生であれば誰でも登録できます。京都の諸地域の学生と交流する機会となることも期待されます。
チラシのダウンロードはこちら
◆講義詳細◆
2023年度 京都コリア学コンソーシアム科目(同志社大学開講科目/大学コンソーシアム京都単位互換科目)
「現代韓国論」(複合領域科目2-107/科目コード:I110)
・日時:2023年度後期(秋学期)毎週水曜日 1講義時(9:00~10:30)
・場所:同志社大学今出川キャンパス
・登録資格:大学コンソーシアム京都加盟大学所属学生、京カレッジ・科目等履修生/聴講生
※登録者以外の一般聴講は原則認めていません。
◆授業計画◆
第1回 イントロダクション 小川原宏幸(同志社大学)
第2回 現代韓国政治論1 浅羽祐樹(同志社大学)
第3回 現代韓国政治論2 浅羽祐樹(同志社大学)
第4回 日韓関係論1 太田修(同志社大学)
第5回 日韓関係論2 太田修(同志社大学)
第6回 韓国のポップカルチャー 山本浄邦(佛教大学)
第7回 韓国の宗教1 佐々充昭(立命館大学)
第8回 韓国の宗教2 佐々充昭(立命館大学)
第9回 韓国のフェミニズム1 金友子(立命館大学)
第10回 韓国のフェミニズム2 金友子(立命館大学)
第11回 日韓比較言語論1 朴鍾厚(同志社大学)
第12回 日韓比較言語論2 朴鍾厚(同志社大学)
第13回 韓国のメディア1 森類臣(摂南大学)
第14回 韓国のメディア2 森類臣(摂南大学)
第15回 まとめ 小川原宏幸(同志社大学)
※オムニバス講義のため、やむをえない事情により順番等が変更になることもあります。
※本講義は対面型授業を基本としますが、状況によってはオンラインを併用する可能性もあります。
◆登録期間◆
例年、3月下旬~4月上旬および9月上旬~9月中旬
※各所属大学により異なりますので、必ず所属大学事務室にお問い合わせください。
◆登録方法◆
1.「大学コンソーシアム京都」加盟大学所属の学生
例年、前期は3月下旬~4月上旬、後期は9月上旬~9月中旬に登録期間がございます。
各所属大学により異なりますので、必ず所属大学の事務室にお問い合わせください。
※詳細は、大学コンソーシアム京都HP「単位互換制度 - 出願について」をご参照ください。
http://www.consortium.or.jp/special/tani_gokan/
2.上記以外の方、一般の方
例年、3月・8月中に募集・登録期間がございます。
※詳細は、大学コンソーシアム京都HP「京カレッジ ― 2023年度出願方法」をご確認ください。
http://www.consortium.or.jp/project/sg/details
◆お問い合わせ先◆
1.「大学コンソーシアム京都」加盟大学所属の学生
各所属大学の事務室にお問い合わせください。
2.上記以外の方、一般の方
公益財団法人 大学コンソーシアム京都 京カレッジ 担当
HP: http://www.consortium.or.jp/
TEL: 075-353-9140 FAX: 075-353-9121
MAIL:miyakare■consortium.or.jp(■を@に変更して送信してください)
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下るキャンパスプラザ京都内
※窓口受付時間:火~土曜9:00~17:00(年末年始を除く)
※受講登録等に関するお問い合わせにつきましては、上記のお問い合わせ先にご連絡ください。
京都コリア学コンソーシアムでは、返答いたしかねますので、あらかじめご了承ください。
同志社コリア研究叢書5『翻訳と連帯:ある寄せ場労働者の「抗日パルチザン参加者たちの回想記」翻訳の軌跡』を刊行しました。紙媒体のものは少数部しか刷っていませんが、インターネットで全文ダウンロードできるようにしてありますので、そちらをご覧ください。
⇒詳細はこちらへ
■編訳:鈴木武
■編・解説:原口剛、森田和樹、板垣竜太
■タイトル:『翻訳と連帯:ある寄せ場労働者の「抗日パルチザン参加者たちの回想記」翻訳の軌跡』
■発行者:同志社コリア研究センター
■冊子形態:A5判、並製、縦書/横書
■ISBN:978-4-907634-04-9
■発行日:2023年3月17日
■目次
訳者より読者の皆さんへ(鈴木武)
はじめに(原口剛)
『抗日パルチザン参加者たちの回想記 特選集』(鈴木武編訳)
(解説)翻訳と連帯―ある日雇い労働者の軌跡(原口剛・森田和樹)
(解題)翻訳と編集という行為をめぐって(板垣竜太)
付録資料
category: 書籍
category: ニュース
研究センターのメンバー等が書いたものなどを迅速に公開するために、『同志社コリア研究ワーキングペーパー』シリーズを立ち上げました。
category: ワーキングペーパー
同志社コリア研究叢書4『植民地主義、冷戦から考える日韓関係』を刊行しました。紙媒体のものは少数部しか刷っていませんが、インターネットで全文ダウンロードできるようにしてありますので、そちらをご覧ください。
⇒詳細はこちらへ
編者:太田修
タイトル:『植民地主義、冷戦から考える日韓関係』
発行者:同志社コリア研究センター
冊子形態:A5判、並製、横書、376頁
ISBN:978-4-907634-03-2
発行日:2021年3月19日
目次:
はじめに (太田 修)
第1部 過去をめぐる葛藤
1. 関東大震災朝鮮人犠牲者名簿の生成(西村 直登)
2. 日韓の同床異夢 ―国交「正常化」前、日韓両国の経済「協力」論の変容と屈折―(申 載浚)
3. 「大韓民国等の財産権に対する措置法」(法律第144号)成立過程の一断面(宮本 正明)
第2部 冷戦下の地域と経済
4. 銀閣寺の38度線 ―日韓会談期京都の民族学校と地域社会―(板垣 竜太)
5. 沖縄の韓国人慰霊塔建立と冷戦体制(成田 千尋)
6. 日韓密貿易の展開 (福岡 正章)
第3部 知の省察
7. アメリカにおける植民地朝鮮認識の原型と地域主義的再解釈(宋 炳巻)
8. 近代化論批判と民衆の発見 ―竹内好と梶村秀樹を中心に―(洪 宗郁)
9. 金大中拉致事件から始まった日韓連帯運動 ―植民地支配の歴史の問い直し―(太田 修)