同志社コリア研究センター

お知らせ


 
 

日時・場所

日時:2024年11月30日(土) 13:30~17:30(受付開始13:00)
場所:同志社大学今出川キャンパス良心館 RY地1教室
(対面のみ、無料、申込不要)

 

プログラム

趣旨説明

  • 趣旨説明:司会
  • 運動の概況について:金由地(同志社大学)

講演

  • 朴容福(ぱく よんぼく)さん(朝鮮人拒否者)
  • ロバート・リケットさん(アメリカ人拒否者)
  • 徐翠珍(じょ すいちん)さん(中国人拒否者)

コメント

  • 水野精之さん(元板橋区職員)
  • 水上洋一郎さん(元法務省入国管理局登録課職員)

司会

  • 板垣竜太(同志社大学)
  • 鄭雅英(立命館大学)

パネルディスカッション、質疑応答

 

趣旨

 「拒否します」――1980年9月、この一言とともに、ある在日朝鮮人が指紋押捺を拒否した。自らの考えに基づくこの単独の不服従行為は、それに共鳴した無数の外国人に伝播し増殖し、同調者を巻き込んでいくなかで、やがて外国人管理体制を根底から揺るがす「ひとさし指の反乱」へと転化していく。1985年、拒否者は全国各地で1万人を超え、のちに制度を変えさせる大きな力を生み出していった。

 大量拒否から約40年が経過した現在、抵抗の記憶は忘却の一途をたどっている。はたしてかれらの闘いは、指紋制度の撤廃とともに「終わった」のだろうか?外登法がなくなり入管法に一元化されたからといって、戦後日本国家が「外国人」に対して向けてきたまなざしは本質的には変わっていない。だとすれば、当時、社会を変えたいと本気で考えたかれらが何を目指し、どのように闘ったのか、その軌跡を振り返ることは、豊かな運動史を再構築し、今を生きるわたしたちがその遺産を継承し発展していくための重要な機会となるだろう。

 本企画では、長きにわたり運動を牽引した朴容福さん(朝鮮人拒否者)、ロバート・リケットさん(アメリカ人拒否者)、徐翠珍さん(中国人拒否者)を招き、それぞれの視点と経験に沿って当時の運動を振り返っていただく。さらには、自治体労働者の立場から運動に取り組んだ水野精之さん、そして運動にとって「敵手」であった法務省入国管理局に当時務めていた水上洋一郎さんからコメントをいただくことで、複数の観点から運動を捉えなおす場としたい。
 


 

主催:

  • (本事業は、科研費(特別研究員奨励費)「在日外国人の指紋押捺拒否運動に関する歴史社会学的研究」(課題番号24KJ2141)の成果の一部です。)

連絡先:

【共催行事案内】
★同志社大学日朝関係史講座特別シンポジウム
「関東大震災朝鮮人虐殺から100年~歴史と今を考える~」

●日時:2023年10月13日(金)18:25開始 20:25終了予定
●場所:同志社大学今出川キャンパス良心館地下1教室
●参加費:なし

●内容

<第1部:基調講演>
-講師
・鄭永寿先生(朝鮮大学校・講師)「在日朝鮮人運動による関東大震災朝鮮人虐殺の真相究明、責任追及」
・西村直登先生(同志社コリア研究センター ・嘱託研究員)「関東大震災下の朝鮮人安否調査」
-司会進行:板垣竜太先生(同志社大学・教授/当団体顧問)

<第2部:ディスカッション、学生スピーチ>

◆主催:同志社大学KOREA文化研究会、同志社コリア研究センター
◆共催:立命館大学朝鮮文化研究会、京都大学コリアン学生の集い

*詳細は、チラシ(画像)をご覧ください。

趣意文:

  •  翻訳と連帯、ひとは時空と言語の隔たりを超えて共鳴する。海の底で口をあける「アンコ」と呼ばれて資本の動向にふりまわされた流動的下層労働者は、いわば山猫ストとしての「暴動」をもって社会を動かす力を示した。それは無知な民衆の無分別な抵抗(爆発)ではない。その背後には物質的条件を対象化した知性があり、国境を超えた連帯への希求があった。それは組織化の闘争と弾圧の’70年代を通じて、重層的下請構造のもと分断された階級の内なる民族差別の克服にむけて、草の根の語学教室に受け継がれる。そこで学んだ無名の翻訳パルチザンは、世紀を超えて人知れず無償の翻訳をつづけていた。本企画では、『抗日パルチザン参加者たちの回想記』の翻訳者である鈴木武さんを招き、東京で鈴木さんの翻訳をもとに読書会を主宰している前田年昭さんと場をともにして、民衆史をとらえなおす機会としたい。

日時:2023年09月22日(金)18:00-21:00(17:30開場)
会場:remo / コーポ北加賀屋大阪市住之江区北加賀屋5-4-12
 *地下鉄四つ橋線北加賀屋駅より徒歩5分
参加:無料

ゲスト:

  • 鈴木武さん:1949年、東京生まれ。「寄せ場」の労働者・活動家。釜ヶ崎(大阪)と山谷(東京)を中心に数々の「寄せ場」運動に参加する傍ら、長年ノートを肌身離さず『抗日パルチザン参加者たちの回想記』(朝鮮労働党出版社)12巻の翻訳を手掛ける。2014年にその『特選集』を自主制作した。
  • 前田年昭さん:1954 年、大阪生まれ。和文組版者。組継ぎ本の考案者。1972 年、釜ヶ崎医療を考える会代表、1974 年、労務者渡世編集委員会代表。2008 年『悍【HÀN】』編集人、組版講義第一講ひどいわ、ひどいわ主義批判

ききて:

  • 原口剛(神戸大学大学院人文学研究科准教授)
  • 板垣竜太(同志社大学社会学部教授)

参考:

  • 同志社コリア研究叢書5『翻訳と連帯:ある寄せ場労働者の「抗日パルチザン参加者たちの回想記」翻訳の軌跡』(非売品)
  • 電子版を無料で公開しています: https://do-cks.net/works/publication/korea05/

共催:同志社コリア研究センター釜ヶ崎史料研究会記録と表現とメディアのための組織(remo)
JSPS科研費:基盤研究(B)20H01330 (同志社大学人文研・第9部門研究); 基盤研究(B)22H00910

お問い合わせ:090-6053-7214 / hartak76@gmail.com (原口)

 アーティスト・飯山由貴の映像作品《In-Mates》が、東京都人権部によって上映禁止となったできごとは、私たちに何を問いかけているのか? 本作は、戦前に都内の私立精神病院に入院していた2人の朝鮮人患者の診療日誌のことばをモチーフに、ラッパー・詩人のFUNIの声と身体を映像化したものである。都は「関東大震災時の朝鮮人虐殺」を歴史的事実とすることへの懸念などを理由に上映を禁止した。これは現代の検閲権力が、在日コリアンの経験の歴史と現在を作品として形にすることにまで及んでいることを示す、深刻な事態である。

今回のイベントでは、飯山由貴とFUNIをお招きして、≪In-Mates≫(2021年)と、その後制作された≪家父長制を食べる≫(2022年)の上映、シンポジウム、FUNIのパフォーマンス公演を行なう。この映像作品と検閲を複数の観点から読み解き、ともに考える場としたい。

第1部

(1) 上映《In-Mates》(監督=飯山由貴;2021年;オンライン版26分50秒; 写真=金川晋吾)

(2) 同時上映《家父長制を食べる》(監督=飯山由貴;2022年; 13分07秒; 写真=金川晋吾)

第2部

趣旨説明:北原恵

トーク:飯山由貴 × FUNI

鄭暎惠「文化的ジェノサイドと世代間伝達トラウマ」

板垣竜太「批判的コリア研究の視点から」

パネルディスカッション:菅野優香、鄭暎惠、板垣竜太、北原恵、飯山由貴、FUNI

パフォーマンス:FUNI


プロフィール

飯山由貴(アーティスト)

映像作品と共に記録物やテキスト等から構成されたインスタレーションを制作。記録や人への取材を糸口に個人と社会および歴史との相互関係を考察する。多様な背景を持つ市民や支援者、アーティスト、専門家と協力し制作を行う。

FUNI(ラッパー・詩人)

2002年よりKP(コリアンパワー、コリアンプライド)のmcとして活動。エスニックマイノリティーであることをポジティブにラップした。以降、傾聴を取り入れたラップワークショップを少年院、朝鮮学校などで実施。

鄭暎惠(社会学者)

板垣竜太(同志社大学教員・朝鮮史研究)

菅野優香(同志社大学教員・映像研究)

北原恵(FGSSセンター嘱託研究員/大阪大学元教員・美術史)

主催

同志社大学フェミニスト・ジェンダー・セクシュアリティ研究センター (FGSS)
同志社大学都市共生研究センター(MICCS) グローバル地中海地域研究プロジェクト
同志社コリア研究センター

連絡先  inmates2023@gmail.com

ポスター(A2サイズ)

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朴民宜の絵と尹正淑の詩

絵と詩と在日コリアン2世の女性のライフヒストリー

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 画家・朴民宜さん(1947- )と童話作家・尹正淑さん(1946- )の合作「オモニのうた」(月刊『イオ』連載)の原画展を開催します。平和と平等のシンボルである黄色に包まれた空、海、月、星、花々、蝶、クジラ、ペンギン、太鼓、旗、玩具、キムチ、そしてハラボジ(祖父)、ハルモニ(祖母)、アボジ(父)、オモニ(母)と愛おしい子どもたち。半世紀以上にわたり互いの生活と制作を応援し、支え、称え合う二人の在日コリアン2世の女性作家の表現に迫ります。新作も数点展示予定。

 

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展示期間:2022年10月14日(金)から16日(日)21日(金)から23日(日)
時間:12時半~16時半
場所:同志社大学 寒梅館 B1展示スペース(入場無料)

  • ※できましたらスマートフォンとイヤフォンをご持参ください。詩の朗読がお聴きいただけます。
  • ※月曜日から木曜日は開催しておりませんのでご注意ください。
  • ※前期と後期に展示替えはありません。
  • ※感染症対策にご協力お願いいたします。
  • ※展示会場およびイベント中の撮影はお控えください。
  • ※会場がわかりにくい場合、寒梅館正門の守衛所にてお尋ねください。

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展覧会関連イベントを開催します!

  • 開催日:10月21日(金)
    時間 : 18:00~19:30(17:30開場)
    場所:同志社大学 寒梅館 ハーディーホール
  • 司会:板垣竜太(同志社大学教授)
  • 報告:白凛(ZAHPA代表)
  • 報告&対談コーディネーター:張慧純(月刊『イオ』編集長)
  • ☆対談 ☆ 朴民宜さん(画家)と尹正淑さん(童話作家)

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  • 主催:「朴民宜の絵と尹正淑の詩」展実行委員会
  • 共催:同志社大学・都市共生研究センター(MICCS) グローバル地中海地域研究プロジェクト/同志社コリア研究センター/同志社大学KOREA文化研究会
  • 協力:月刊『イオ』/一般社団法人在日コリアン美術作品保存協会(ZAHPA)
  • 連絡先: omoni.no.uta.2022.10.21@gmail. com
  • アクセス:JR京都駅から地下鉄烏丸線「今出川」駅(2番出口)徒歩3分
  • ※本事業は科研費(特別研究員奨励費)「1945年から60年代の在日コリアン美術―東アジアを越境したディアスポラ・アート」(課題番号20J00963)の成果の一部です。

チラシ(A4)表面

チラシ(A4)裏面