10月13日(月・祝)の午後5時より同志社大学にて、「日朝関係の現在と未来~歴史の視点から考察する~」と題して、テッサ・モリス=スズキ氏の講演会および記念対談を開催する予定でおりましたが、台風19号がちょうどその時刻に関西を直撃するのが天気予報からほぼ確実であるのに加え、JR西日本が同日午後4時以降の京阪神地区在来線の全便運休を決定したため、残念ながら、中止せざるを得ないと判断いたしました。期待されていた方には申しわけございません。また何らかの機会を設けたいと考えております。
同志社大学日朝関係史講座開講25周年記念講演会
日朝関係の現在と未来
~歴史の視点から考察する~
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◇日時:2014年10月13日(月・祝)17時~19時30分(16時30分受付開始)
◇場所:同志社大学今出川キャンパス 良心館RY305教室
〒602-8580 京都市上京区今出川通烏丸東入
◇アクセス:京都駅から地下鉄烏丸線国際会館行に乗り、「今出川」駅で下車、徒歩1分(出口が会場の建物と直結しています)
◇記念講演 17時~18時
テーマ:見えざる戦争~日本の朝鮮戦争関与と「集団的自衛権」問題~
講師:テッサ・モリス=スズキ氏(オーストラリア国立大学教授)
◇記念対談 18時20分~19時30分
テーマ:現代史の視点から見た今日の日朝関係
ゲスト:康成銀氏(朝鮮大学校副学長、同大学朝鮮問題研究センター長)
同志社大学日朝関係史講座が開講してから25年間、日朝関係は幾度も改善と悪化を繰り返してきたが、未だ真の友好関係を築くには至っていない。現代の日本社会に目を向 ける と、政府は特定秘密保護法の制定や集団的自衛権の行使を認める閣議決定を行うなど、「戦争のできる国」へと舵を切っている。また、排外主義団体、または排 外主義者らによるヘイトスピーチやデモなどが依然として許容されており、日本の中で「朝鮮」を排除するような風潮さえある。
このような関係を少しでも改善していくためには、友好的な関係にあった過去を振り返ることはもちろん、非友好的な関係にあった過去とも向き合う必要があることは言うまでもない。本講演を通して、日本と朝鮮半島の過去・現在・未来について考察し、少しでも関係改善・発展に寄与することができれば幸いである。
※同志社大学日朝関係史講座について
1989年当時、朝鮮語や日朝関係史を学ぶ授業が単位科目になかったため、当時のコリア系サークルや「学友会」などが大学に交渉し、学生主催の自主講座の 運営に大学が協力するという形で始まった。現在は年18回の講座と、年1回の朝鮮史跡巡りを運営している。講座は事前申込不要で、参加費無料。
◇参加費:無料、一切なし
◇主催:同志社大学KOREA文化研究会、同志社コリア研究センター
◇お問い合わせ:同志社大学KOREA文化研究会 doshisya_koribun@yahoo.co.jp