同志社コリア研究叢書の第2弾『北に渡った言語学者・金壽卿(キム・スギョン)の再照明』を刊行しました。2013年11月9日に同志社大学人文科学研究所主催で開催した同題のシンポジウムをもとに、新たに単行本化しました。同志社大学学術リポジトリでも読めます。また、シンポジウム記録のコリア語版は、人文科学研究所発行の『社会科学』44巻1号で読めます。
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シリーズ:同志社コリア研究叢書2
編者:板垣竜太, コ ヨンジン
タイトル:北に渡った言語学者・金壽卿(キム・スギョン)の再照明
発行者:同志社コリア研究センター
発行日:2015年1月30日
形態:A5判、並製、横書、222頁
ISBN: 978-4-907634-01-8
頒布:非売品、同志社大学学術リポジトリ(http://library.doshisha.ac.jp/ir/)を通じて公開
目次:
はじめに(板垣 竜太)
基調講演
1. 父、金壽卿(金 惠英・金 泰成)
第1部 北朝鮮の言語学・言語政策と金壽卿
2. 北朝鮮の言語学史をどうみるか(金 河秀)
3. 国語学史の観点から見た金壽卿(崔 炅鳳)
第2部 金壽卿の国際的な照明
4. 金壽卿の朝鮮語研究と日本―植民地、解放、越北―(板垣 竜太)
5. 金壽卿[1989]から読む韓国の歴史比較言語学の一様相(コ ヨンジン)
6. 旧ソ連言語学と金壽卿(趙 義成)
7. 金壽卿と中国の朝鮮語学(崔 羲秀)
附録
(寄稿)私の心から尊敬する師匠、金壽卿先生(崔 應九)
金壽卿年譜
金壽卿著作目録
「京都コリア学コンソーシアム」(2012年4月発足)では,2012年度より所属教員によるリレー講義を同志社大学で開催しています。2014年度は秋学期に開講します。開催校である同志社大学の教員4名のほか,立命館大学,佛教大学,京都大学からそ れぞれ1名の教員をゲスト・スピーカーとして招き,合わせて7名の講師がそれぞれ2回ずつ各自の専門のテーマについて講義を行います。今年度は朝鮮半島の生活史・文化史をテーマとし,考古学・歴史学・文学・大衆文化などの視点からの接近を試みます。具体的には「考古学からみた古代朝鮮と日本」「中世の日本と高麗 大蔵経」「同志社で学んだ朝鮮の詩人・鄭芝溶」「‘親日’とポストコロニアル文学」「植民地支配と文化財」「国境をこえた記憶」「大衆文化における韓流」 などのテーマを取り上げます。本講義は「大学コンソーシアム京都」の単位互換科目として開放されるため,京都地域の諸大学の学生たちと触れ合う機会になると 期待されます。
△学際科目2-82 (朝鮮半島の生活と文化の歴史) 2単位 秋学期
水曜・1講時(9:00~10:30)・良心館204
<授業計画>
1-2 | 10/1,10/8 | 考古学からみた古代朝鮮と日本(吉井秀夫・京都大学) |
3-4 | 10/15,10/22 | 中世の日本と高麗大蔵経(貝英幸・佛教大学) |
5-6 | 10/29,11/5 | 同志社で学んだ朝鮮の詩人・鄭芝溶(太田修・同志社大学) |
7-8 | 11/12,11/19 | ‘親日’とポストコロニアル文学―卜鉅一論―(洪宗郁・同志社大学) |
9-10 | 12/3,12/10 | 植民地支配と文化財(小川原宏幸・同志社大学) |
11-12 | 12/17,12/24 | 国境をこえた記憶―力道山を事例に―(板垣竜太・同志社大学) |
13-14 | 1/7,1/14 | 大衆文化における韓流―韓国映画を解析する―(佐々充昭・立命館大学) |
15 | 1/21 | 総括 |
2014年8月に、延世大学校国学研究院、東国大学校対外交流研究院と相次いで研究交流協定を締結しました。
※延世大国学研究院との署名交換(2014.8.31)
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DOCKSと高麗大学校民族文化研究院との共同プロジェクトによる共編著が刊行されました。
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고려대학교 민족문화연구원 문학동역학 라이브러리 18
板垣竜太・鄭昞旭編著 『식민지라는 물음 (植民地という問い)』
李泰勳, 崔善雄, 廉馥圭, 鄭用書, 岡本真希子, 陳培豐,
水谷智, 文明基, 平野千果子, 永原陽子 著
出版社: 소명출판
出版年月: 2014年8月20日
定価:39,000ウォン
ISBN: 979-11-85877-13-6
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2014年度の「第9回 次世代研究者フォーラム」を立命館大学コリア研究センター(RiCKS)との共催で実施します。
国内外の博士後期課程・ポスドクはふるって応募してください。応募締切は6月20日(金)[必着]です。
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