「京都コリア学コンソーシアム」(2012年4月発足)では,2012年度より所属教員によるリレー講義を同志社大学で開催しています。2014年度は秋学期に開講します。開催校である同志社大学の教員4名のほか,立命館大学,佛教大学,京都大学からそ れぞれ1名の教員をゲスト・スピーカーとして招き,合わせて7名の講師がそれぞれ2回ずつ各自の専門のテーマについて講義を行います。今年度は朝鮮半島の生活史・文化史をテーマとし,考古学・歴史学・文学・大衆文化などの視点からの接近を試みます。具体的には「考古学からみた古代朝鮮と日本」「中世の日本と高麗 大蔵経」「同志社で学んだ朝鮮の詩人・鄭芝溶」「‘親日’とポストコロニアル文学」「植民地支配と文化財」「国境をこえた記憶」「大衆文化における韓流」 などのテーマを取り上げます。本講義は「大学コンソーシアム京都」の単位互換科目として開放されるため,京都地域の諸大学の学生たちと触れ合う機会になると 期待されます。
△学際科目2-82 (朝鮮半島の生活と文化の歴史) 2単位 秋学期
水曜・1講時(9:00~10:30)・良心館204
<授業計画>
1-2 | 10/1,10/8 | 考古学からみた古代朝鮮と日本(吉井秀夫・京都大学) |
3-4 | 10/15,10/22 | 中世の日本と高麗大蔵経(貝英幸・佛教大学) |
5-6 | 10/29,11/5 | 同志社で学んだ朝鮮の詩人・鄭芝溶(太田修・同志社大学) |
7-8 | 11/12,11/19 | ‘親日’とポストコロニアル文学―卜鉅一論―(洪宗郁・同志社大学) |
9-10 | 12/3,12/10 | 植民地支配と文化財(小川原宏幸・同志社大学) |
11-12 | 12/17,12/24 | 国境をこえた記憶―力道山を事例に―(板垣竜太・同志社大学) |
13-14 | 1/7,1/14 | 大衆文化における韓流―韓国映画を解析する―(佐々充昭・立命館大学) |
15 | 1/21 | 総括 |