同志社コリア研究センター

お知らせ

 

 

企画概要

  • 尹東柱の詩による七つの連作歌曲「空と風と星と詩」は、在日朝鮮人音楽家の金学権先生が2005年に作曲し、その後20年のあいだに10回の手直しを経て、2025年についに完成させた作品です。先生が作曲家としての人生をかけ、尹東柱の「魂の叫び」に対して作曲家の「魂の叫び」で取り組んだ作品をこのたび初披露します。金学権先生が尹東柱と音楽への思いを語る講演会もあわせて開催します。

 

作曲家のことば(作曲手記より)

  • 「尹東柱が残した詩には、植民地と化した祖国を憂い、日本で勉強しながらも朝鮮語で詩を書く、そしてたえず世に恥ずかしくなく〝生きる〟という自分に対する妥協のない突き詰めが一貫されていた。彼の詩をはじめて読んだ瞬間、これを音楽にするには月並みな作曲技法や小手先の技術ではなく、私自身の作曲人生をかけて取り組まなければならない、詩人の魂の叫びに対しては魂の叫びで取り組まなければならない、たとえ何回書き直しても、一生かけて取り組みたいと思った。」

  

日時2026年2月11日(水) 15:00開演(14:30開場、17:00終演予定)

場所同志社大学寒梅館ハーディーホール

  • 地下鉄烏丸線・今出川駅2番出口から徒歩5分
  • 駐車場はございませんので公共交通機関をご利用ください

チケット:一般1,000円(当日券のみ、学生・未成年無料)

  • 当日パンフレット(金学権先生の作曲手記、尹東柱の詩などを掲載)の代金を含みます。

主催:同志社コリア研究センター

後援:尹東柱を偲ぶ会、同志社コリア同窓会

 

プログラム

  • 講演:金学権「尹東柱の詩に作曲した私の作曲手記」
  • 演奏:尹東柱の詩による七つの連作歌曲「風と空と星と詩」
    • 詩:尹東柱
    • 作曲:金学権
    • ソプラノ:韓錦玉
    • ピアノ:趙博美
  • アフタートーク
    • 語り手:金学権
    • 聴き手:金理花

 

プロフィール

金学権(キム ハクォン):作曲

1948年、千葉県生まれ。東京朝鮮中高級学校を卒業後、金漢文に音楽美学、野田輝行に作曲理論を師事。その後、民族教育の現場で音楽劇、合唱、器楽曲、吹奏楽曲を書きながら、宗像和に作曲、アントニン・キューネルに指揮法を師事。また、有馬礼子、朝鮮民主主義人民共和国の林大植、韓時亨より多大なアドバイスを受ける。1992年から6年間、在日本朝鮮文学芸術家同盟音楽部長を務め、現在は同音楽部顧問。朝鮮民主主義人民共和国功勲芸術家称号、韓国ハン民族アリラン連合会からアリラン賞を授与される。

代表作:交響組曲「所願」、交響詩「リムジン江」、合唱組曲「スニのための鎮魂歌」、吹奏楽のための「舟歌」、歌「故郷よ」「望郷歌」「我が分会焼き肉タリョン」、子どもたちの歌「昔話」「統一鼓は響く」ほか。

著書:『タンポポのように――ある在日朝鮮人音楽家の呟き』I・Ⅱ(2023年)。

 

韓錦玉(ハン クムオク):ソプラノ

大阪音楽大学音楽学部声楽科卒業。ドイツ、ワイマール・フランツ・リスト音楽大学に留学。国家ソリスト試験にて最優秀の成績を得る。ドイツ、アルテンブルク劇場にて専属ソリストとして契約。「ホフマン物語」のオランピア役でデビュー後、「ドンジョヴァンニ」のツェルリーナ役など様々な役で出演する傍ら、教会音楽やドイツ歌曲のコンサートでも活躍する。1994年に日本に戻りコンサートを中心に活動する。NHK-FMリサイタルに出演。第7回J.S.G国際歌曲コンクール入選。武庫川女子大学音楽学部非常勤講師を経て、現在は石川県に在住しコンサートを中心に活動中。日本ドイツリート協会会員。

 

趙博美(チョウ バンミ):ピアノ

大阪生まれ、在日コリアン三世ピアニスト。大阪芸術大学演奏学科ピアノ専攻首席卒業。関西新人演奏会に出演。ソロリサイタル、関西フィルハーモニー交響楽団との共演、他楽器とのアンサンブルなど、音楽活動は多方面にわたる。特に作曲家裵眞珠氏とのデュオでは、歌、ピアノ、鍵盤ハーモニカなど駆使して、ハートフルな垣根のない音楽活動を展開。近年は丸尾祐嗣、坂元あゆみ氏に師事、ロシアピアニズムによる美しいピアノの響きを追求している。2024年、コリアン歌曲「鳳仙花」「半月」等、伊地知元子氏の編曲にて、ピアノソロ曲発表、話題を呼ぶ。現在、女声アンサンブル「ラ・ステッラ」のメンバーとして活躍中。「Banmiピアノ教室」主宰。

 

金理花(キム リファ):聴き手

 

問い合わせ先