同志社コリア研究センター

お知らせ

「映像でたどる尹東柱の100年」

<日時>

2017年2月11日(土)13:30~17:00

<場所>

同志社大学今出川キャンパス 尹東柱詩碑前
同志社大学今出川キャンパス 良心館2階207号教室

※ 詳細な地図はこちらを参照。

<プログラム>

13:30~14:15 「献花式」 (尹東柱詩碑前)
14:30~16:00 「映像でたどる尹東柱の100年」 (良心館2階207号教室)
16:10~17:00 交流会

<開催趣旨>

2017年は、韓国・朝鮮の詩人尹東柱(ユンドンジュ)がこの世に生を受けて100年の節目の年です。
尹東柱は朝鮮が日帝の植民地になって間もない1917年12月30日、旧満州(現在の中国延辺朝鮮族自治州)の明東村で生まれ、平壌・ソウル・東京・京都で学びました。
京都・同志社大学在学中の1943年7月、朝鮮の独立運動をしたとして「治安維持法違反容疑」により下鴨警察署に逮捕、福岡刑務所に送られ、祖国解放半年前の1945年2月16日、獄死しました。享年満27歳。墓や生家は現在中国延辺朝鮮族自治州に残っています。
彼の詩は韓国・朝鮮・日本・中国朝鮮族を中心に熱烈なファンを持ち、数十か国語に翻訳され、今なお世界各地で詩の研究会や追悼の集いがもたれています。
戦後50年・尹東柱50周忌の1995年2月16日、同志社のコリア出身の卒業生を中心に作られた「同志社校友会コリアクラブ(現在は改称して同志社コリア同窓会)」と「尹東柱を偲ぶ会」を中心に、日本人や中国人(朝鮮族)を含む広範な人々の協力のもと「尹東柱詩碑建立委員会」が結成され、「学校法人 同志社」の全面的にご支援の下、同志社大学今出川キャンパス内に彼の詩碑が建立されました。
この詩碑は詩や尹東柱の生きざまを通して、過去の不幸な歴史は忘れないまでも、未来志向の見地に立ち、日本と韓国・朝鮮をはじめとする世界の平和と友好親善、さらには南北の平和的統一を願って建てられたものです。その象徴として詩碑の両側には韓国の国花無窮花(木槿)と朝鮮民主主義人民共和国の国花チンダルレ(ツツジ)が、その西には同志社の校祖新島襄の愛した梅の木が植えられています。
その後毎年、献花式と研究会等の事業を同志社大学の詩碑周辺を中心に行っています。
尹東柱の詩と生き様は、同志社校祖新島襄の「良心の全身に満ちたる丈夫(ますらお)の起こりきたらんことを」の精神そのものでした。我々は尹東柱の生きざまと「良心の精神」を礎に改めて来し方を振り返り、未来志向の見地に立ち、尹東柱の思いを後世に付託すべく、引き続きこの事業を継続したいと願っています。
皆様方の尚一層のご支援ご協力をお願い申し上げる次第です。

<主催>

尹東柱を偲ぶ会、同志社コリア同窓会

<後援>

同志社コリア研究センター

<お問い合わせ>

尹東柱を偲ぶ会 朴熙均(パクヒギュン)
TEL: 090-3286-8656
E-Mail: hshgpark(アットマーク)ybb.ne.jp

category: イベント情報