同志社コリア研究センター

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JSPS-NRFの「二国間交流事業共同研究」(+同志社大学人文科学研究所部門研究第7研究)「衣食住文化からみた解放前後の日韓関係」の第2回国際学術ワークショップを京都で開催しました。

1.第2回国際学術ワークショップ

日時:2017年2月23日 10:45~18:00
場所:同志社大学 志高館SK214

10:45~11:00 趣旨説明(板垣竜太:司会兼任)

11:00~12:00 報告1
李柱澔(高麗大)「衣類問題を通じてみた解放後北朝鮮社会の変化」
-指定討論:福岡正章(同志社大)

13:15~14:15 報告2
廉馥圭(ソウル市立大)「戦時期朝鮮総督府の都市住宅対策と朝鮮住宅営団」
-指定討論:小川原宏幸(同志社大)

14:30~15:45 報告3
谷川竜一(金沢大学)「朝鮮戦争前後における平壌の都市計画と住宅」
-指定討論:鄭昞旭(高麗大)

16:00~17:00 報告4
李杏理(一橋大学)「1939-1946年の経済統制と朝鮮人犯罪言説について――アジア太平洋戦時下から敗戦直後日本の食糧と酒をめぐる問題」
-指定討論:李松順(高麗大)

17:10~18:00 共同研究協議

2.フィールドワーク(共同調査)

日時:2017年2月23日 09:30~17:30
場所(京都):西陣織会館、京都コリアン生活センター エルファほか東九条地域

○午前=西陣織と在日朝鮮人(於・西陣織会館)

09:45~10:45 5F会議室で講演&質疑応答
11:00~11:45 会館内見学

 

※1960年代から約40年、西陣織に「織り子」として携わってこられた在日朝鮮人女性をメインの講師とし、安田昌史氏による報告と、講師の解説による西陣織会館の見学を交えながら、「西陣織と在日朝鮮人」について現場で理解を深めた。

○午後=東九条の<食>と<住>

13:30~15:00 東九条の<食>と<住>をめぐって(於・京都コリアン生活センター エルファ内)

※エルファの施設について同センター事務局長の解説を聴いたのち、1世の在日朝鮮人女性(89歳)を囲んで、東九条の<食>と<住>を中心に共同でインタビューをおこなった。

15:00~16:30 東松ノ木町(旧「40番地」)探訪

※東九条まちづくりサポートセンター(まめもやし)の事務局長のレクチャーを聴いたうえで、旧「40番地」を歩いた。また、東松ノ木団地の1世宅を訪問し、お話を聴いた。

16:30~17:30 マダンセンター、京都市 地域・多文化交流 ネットワークサロン

※東九条地域の多文化交流運動の現場を歩いた。