同志社コリア研究センター

お知らせ

KCKS・KF  特別講演会

 

歴史問題からみた日韓・日朝関係

 

※事前申込不要/入場無料

 

 

※チラシのダウンロードはこちら

 


 

【日時】

2019年8月3日(土)14:00~17:00(13:30~受付開始

 

【場所】

立命館大学衣笠キャンパス 学而館4階 GJ403(キャンパスマップはこちら

※京都市営バス「立命館大学前」or「衣笠校前」下車、徒歩10分(交通アクセスはこちら

 

【開催趣旨】

 3.1運動から100周年を迎える今年、朝鮮半島をめぐる情勢は大きく揺れ動いています。かつて朝鮮を植民地化し戦時総動員体制にも巻き込んだ日本は、この現代の情勢において、ただ第三者的な隣国という立場に引きこもっていることはできません。
 1965年に日本は南(大韓民国)と日韓条約を結びましたが、植民地支配下の被害をめぐっては、そこで何が「解決済」なのかをめぐって未解決の課題を抱えており、それが日本軍「慰安婦」問題やいわゆる「徴用工」問題として今日顕在化しています。
 一方、日本は北(朝鮮民主主義人民共和国)とは国交正常化していません。2018年以降、南北および米朝が「非核化」「平和プロセス」を中心的なキーワードとして、対話が積み重ねられてきました。日朝関係においては、そうした安全保障上の問題に加え、日本人拉致問題については公論化されてきました。しかし歴史問題については、日韓関係と同様の問題を抱えているにもかかわらず、あまり正面から論じられていません。
 そこで今年の京都コリア学コンソーシアムの夏のイベントでは、特別講演会として「歴史問題からみた日韓・日朝関係」を開催します。長年、歴史問題に関わってこられた内海愛子さん、和田春樹さんをお招きし、この問題を包括的に議論します。ふるってご参加下さい。

 

【プログラム】 

13:30~ 受付開始

14:00 開会辞

<第1部> 講演(司会:庵逧由香・太田修)

14:10~14:55 講演① 内海愛子さん

 「徴用工問題で揺れる日韓関係:植民地支配・戦争裁判・戦後補償から考える」

14:55~15:40 講演② 和田春樹さん

 「米朝平和プロセスと日朝国交正常化:安倍第二次内閣の韓国・北朝鮮政策のコンテキストの中で」

15:40~16:00 休憩

<第2部> 総合討論(司会:庵逧由香・太田修)

16:00~17:00 総合討論 内海愛子さん×和田春樹さん

17:00 閉会辞

 


 

【講演者プロフィール】

 

内海愛子さん

 

東京生まれ。早稲田大学大学院修了(社会学)。現在、恵泉女学園大学名誉教授、大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター所長。

著書は、『戦後補償から考える日本とアジア』(山川出版社、2002年)、『スガモプリズン―戦犯たちの平和運動』(吉川弘文館、2004年)、『キムはなぜ裁かれたのか―朝鮮人BC級戦犯の軌跡』(朝日選書、2008年)、『戦後責任―アジアのまなざしにこたえて』(岩波書店、2014年、共著)、『朝鮮人BC級戦犯の記録』(岩波現代文庫、2015年)ほか多数。

 

和田春樹さん

 

大阪生まれ。東京大学社会科学研究所教授を経て、現在、東京大学名誉教授。

著書は、『朝鮮戦争全史』(岩波書店、2002年)、『ある戦後精神の形成:1938-1965』(岩波書店、2006年)、『これだけは知っておきたい 日本と朝鮮の100年史』(平凡社新書、2010年)、『北朝鮮現代史』(岩波新書、2012年)、『安倍首相は拉致問題を解決できない』(青灯社、2018年)ほか多数。

 


 

【主催】

京都コリア学コンソーシアム(KCKS) / 韓国国際交流財団(Korea Foundation) 

 

【主管】

立命館大学コリア研究センター(RiCKS)

 

【お問い合わせ】

立命館大学コリア研究センター事務局

TEL: 075-465-8244
FAX: 075-465-8342
E-Mail: yf-korea@st.ritsumei.ac.jp