同志社コリア研究センター

お知らせ

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特別講演会「解放/敗戦後70年の朝鮮半島と日本」をご案内いたします。

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日時: 2015年8月1日(土)、14:00~17:00 (受付開始13:30)
場所: 同志社大学今出川キャンパス 明徳館1番教室(M1)

京都市営地下鉄・烏丸線「今出川」駅下車すぐ 交通アクセス

使用言語: 日本語  ※入場無料/申込不要

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■プログラム
14:00~15:00 講演 池明観 「戦後日韓連帯の歴史と私」
15:15~16:15 座談 「解放70年-知の抵抗と連帯」池明観、太田修(聞き手)
16:25~17:00 質疑応答

 

■企画趣旨
今年は、日本の敗戦、朝鮮半島の日本の植民地支配からの解放から70年目の年である。日本と大韓民国は1965年に国交が正常化して人とモノの行き来は拡大したが、今日も植民地支配の歴史をめぐる問題で対立が続いている。日本と朝鮮民主主義人民共和国は国交さえ樹立されておらず、自由に行き来できない状態である。そうした中でこの8月には植民地支配と戦争の責任を骨抜きにした「安倍談話」が出されようとしている。今回の特別講演会では、1970年代から80年代にかけて雑誌『世界』にT・K生というペンネームで「韓国からの通信」を連載した池明観(チ ミョングァン)氏をお招きする。池明観氏は、軍事政権下の韓国の公式報道において隠蔽された実態を日本に発信し続けることで、日韓の橋渡しの役割を果たしたことで知られる。特別講演では、その池明観氏に、植民地支配の時代(1945年以前)から、解放(1945年)、朝鮮戦争(1950~53年)、4月革命(1960年)を経て、日韓連帯運動(1970~80年代)にいたるまで、ご自身の体験とそこでの思索について語っていただく。多くの研究者、市民とともに「解放/敗戦後70年の朝鮮半島と日本」について考える場としたい。

 

■池明観(チ ミョングァン)氏 プロフィール
1924年平安北道定州生まれ。月刊『思想界』の主幹などを経て、1972年に来日。東京女子大学で教えるかたわら韓国の文化や民主化運動を紹介した。1993年に帰国し、翰林大学校日本学研究所長、韓国政府の韓日文化交流政策諮問委員会委員長、日韓共同歴史研究韓国側代表などを歴任。主著に『流れに抗して-韓国キリスト者の証言』(信教出版社、1966)、『韓国からの通信-1972.11~1974.6-』(岩波書店、1974)、『続韓国からの通信-1974.7~1975.6-』(岩波書店、1975)、『第三・韓国からの通信-1975.7~1977.8-』(岩波書店、1977)、『軍政と受難-第四・韓国からの通信』(岩波書店、1980)、『韓国民主化への道』(岩波書店、1995)などがある。

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主催: 同志社コリア研究センター、立命館大学コリア研究センター
後援: 京都コリア学コンソーシアム、同志社大学社会学会
問合せ先: 同志社コリア研究センター
E-mail: rc-korea@mail.doshisha.ac.jp
TEL/FAX: 075-251-3868
HP: https://do-cks.net/

 

(本講演会は「頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム」の事業として実施されます。)

 

 

 

シリーズ「グローバル・ジャスティス」第47回

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◆講演者 ギヨーム・カレ

(Guillaume Carre、フランス国立社会科学高等研究院日本研究所所長)

 

◆日時:2014年11月19日(水)18:30~20:00
◆場所:志高館SK101教室

 

◆テーマ「歴史を比較することは可能か-フランス、日本、朝鮮」

「歴史家の眼差しは、身近なところと遠いところ、現在と過去、慣れ親しんだものと新奇なもの、そして自分の文化と他の文明の絶えざる往還のなかで構築される。さらに比較とは、歴史学のダイナミズムのまさに一要素なのである。」
(ギヨーム・カレ「歴史の比較・アプローチの交差・概念の再検討」『思想』2014年8月号より)
フランスと日本、そして朝鮮。異なる文化、文明を比較することにどのような意義があり、なぜ必要なのか、フランスの国立社会科学高等研究院(EHESS)日本研究所のギヨーム・カレさんにお話しいただきます。
(※日本語で講演、質疑)

 

◆入場無料・申込不要

 

◆共催:同志社大学グローバル・スタディーズ研究科、同志社コリア研究センター

http://global-studies.doshisha.ac.jp/news/2014/1106/news-detail-139.html

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★★★同志社コリア研究センター・講演会企画 ★★★

 

 同志社コリア研究センターでは、韓国の学界・言論界そして政界でも活躍する朴露子(パク・ノジャ)さん(ロシア名:ヴラジーミル・ティホノフさん)をお招きして、近代朝鮮の思想史を、ロシアの文豪トルストイの受容というユニークな観点から講演していただきます。ふるってご参加ください。

 

☆講演者:
 朴露子(パク・ノジャ, 박노자)=ヴラジーミル・ティホノフ (Vladimir Tikhonov)

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☆講演タイトル:
 トルストイと朝鮮における近代性の形成
 (Tolstoy and the Making of Korean Modernity)
 (톨스토이와 한국적 근대 만들기)

 

☆日時:2014年10月21日(火) 午後5時00分~ (7時頃終了予定)

 

☆場所:同志社大学 室町キャンパス 寒梅館 6階 大会議室
 ※市営地下鉄烏丸線「今出川駅」2番出口から北へ徒歩1分

 

○講演・質疑応答はコリア語でおこなわれます。通訳はつきませんが、英文資料の配付を予定しています。
○入場無料、申込不要。

 

  1973年、ソ連のレニングラード(現在のロシア、サンクトペテルブルク)に生まれ、1996年、サンクトペテルブルク国立大で博士学位(朝鮮古代史専 攻)を取得。韓国の慶熙大の専任講師(1997-2000年)を経て、2000年よりノルウェーのオスロ大学副教授、2006年より同大教授。
 韓国で多様な研究・言論活動をおこなっているが、主たる関心領域は朝鮮半島の初期民族主義の思想史、朝鮮近現代仏教史などである。韓国国籍を有し、韓国の労働党党員でもある。
 論著が多数あり、主著だけを列挙しても次のとおり。
  • 《あなたがたの大韓民国 (당신들의 대한민국)-1》, ハンギョレ出版部, 2001.
  • 《わたしを裏切った歴史 (나를 배반한 역사)》, 人物と思想社, 2003.
  • 《優勝劣敗の神話 (우승열패의 신화)》, ハンギョレ出版部, 2005.
  • 《左へ、もっと左へ (왼쪽으로, 더 왼쪽으로)》, ハンギョレ出版社, 2009.
  • Social Darwinism and Nationalism in Korea: The Beginnings, 1880s-1910s, Brill, 2010.
  • Buddhism and Violence: Militarism and Buddhism in Modern Asia, Edited by Vladimir Tikhonov & Torkel Brekke, New York: Routledge, 2012.
  • 《あなたのための国家はない (당신을 위한 국가는 없다)》, ハンギョレ出版社, 2012.
  • 《左派しろ! (좌파하라!)》, クーリエ, 2012.

 

☆主催&問い合わせ先:同志社コリア研究センター
 ウェブサイト: https://do-cks.net/
 電子メール: rc-korea@mail.doshisha.ac.jp
 電話&FAX: 075-251-3868

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  10月13日(月・祝)の午後5時より同志社大学にて、「日朝関係の現在と未来~歴史の視点から考察する~」と題して、テッサ・モリス=スズキ氏の講演会および記念対談を開催する予定でおりましたが、台風19号がちょうどその時刻に関西を直撃するのが天気予報からほぼ確実であるのに加え、JR西日本が同日午後4時以降の京阪神地区在来線の全便運休を決定したため、残念ながら、中止せざるを得ないと判断いたしました。期待されていた方には申しわけございません。また何らかの機会を設けたいと考えております。

 

======================10.13記念講演会チラシ表

同志社大学日朝関係史講座開講25周年記念講演会


日朝関係の現在と未来
~歴史の視点から考察する~


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◇日時:2014年10月13日(月・祝)17時~19時30分(16時30分受付開始)
◇場所:同志社大学今出川キャンパス 良心館RY305教室
〒602-8580 京都市上京区今出川通烏丸東入
◇アクセス:京都駅から地下鉄烏丸線国際会館行に乗り、「今出川」駅で下車、徒歩1分(出口が会場の建物と直結しています)

 

◇記念講演 17時~18時
テーマ:見えざる戦争~日本の朝鮮戦争関与と「集団的自衛権」問題~
講師:テッサ・モリス=スズキ氏(オーストラリア国立大学教授)

 

◇記念対談 18時20分~19時30分
テーマ:現代史の視点から見た今日の日朝関係
ゲスト:康成銀氏(朝鮮大学校副学長、同大学朝鮮問題研究センター長)

 

同志社大学日朝関係史講座が開講してから25年間、日朝関係は幾度も改善と悪化を繰り返してきたが、未だ真の友好関係を築くには至っていない。現代の日本社会に目を向 ける と、政府は特定秘密保護法の制定や集団的自衛権の行使を認める閣議決定を行うなど、「戦争のできる国」へと舵を切っている。また、排外主義団体、または排 外主義者らによるヘイトスピーチやデモなどが依然として許容されており、日本の中で「朝鮮」を排除するような風潮さえある。
このような関係を少しでも改善していくためには、友好的な関係にあった過去を振り返ることはもちろん、非友好的な関係にあった過去とも向き合う必要があることは言うまでもない。本講演を通して、日本と朝鮮半島の過去・現在・未来について考察し、少しでも関係改善・発展に寄与することができれば幸いである。

※同志社大学日朝関係史講座について
1989年当時、朝鮮語や日朝関係史を学ぶ授業が単位科目になかったため、当時のコリア系サークルや「学友会」などが大学に交渉し、学生主催の自主講座の 運営に大学が協力するという形で始まった。現在は年18回の講座と、年1回の朝鮮史跡巡りを運営している。講座は事前申込不要で、参加費無料。

 

◇参加費:無料、一切なし
◇主催:同志社大学KOREA文化研究会、同志社コリア研究センター
◇お問い合わせ:同志社大学KOREA文化研究会 doshisya_koribun@yahoo.co.jp